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皆さんは料理で感動して涙が出たことはあるでしょうか。
僕は一度だけ、京都のパン屋さんが作る料理に感動して涙がつい出てしまったことがあります。
もともとそのお店には日本在住時から通っていましたが、シンガポール移住後に初めて訪れた時にはシンガポール生活で食べている料理とのギャップも相まってか感極まってしまいました。
パンももちろん最高に美味しいお店ですが、夜はシェフが拘り抜いた食材で創り出す最高な料理とワインのマリアージュを堪能できるので、「ぜひ予約して大切な人と訪れてほしい」そんなお店を紹介させていただきます。
住所:京都府京都市左京区浄土寺西田町3
電話番号:075-746-2815
アクセス:市バス5、102、204系統、銀閣寺道 バス停下車すぐ
食べログURL :https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260302/26021401/
京都駅からはだいぶ遠く、銀閣寺の近くにお店はありますが、かれこれ世界30か国を旅行していろんな美味しい料理を食べてきた(と勝手に自負している)自分が遠出してでも行く価値を保証いたします。
一見するとおしゃれなパン屋さんのような外観ですが、カウンター席とテーブル席もあり、夜は食事も提供されているお店になっています。
以前、訪問した時の料理を紹介いたします。
メニュー(アラカルト)
・季節野菜の盛り合わせ
・スズキのカルパッチョ
・フォアグラのコンフィ(リンゴソース添え)
・エリンギとアンチョビのソテー
・焼き牡蠣
・赤カブのスープ
・十勝イチボステーキ
・カニ味噌とエビときのこのイカ墨パスタ(*裏メニュー)
まずは季節野菜(京野菜)の盛り合わせ。
15種類以上もの野菜それぞれの旨味や甘みを引き出した調理とキレイな盛り付けにびっくり。野菜だけでフルコースを食べてる気分になりました。
スズキのカルパッチョ。
薄すぎず、厚すぎない最適な厚みで切られたスズキとゆずの組み合わせが最高です。
フォアグラのコンフィ。
野菜の盛り合わせとスズキのカルパッチョからの流れが最高すぎたのもありますが、食べている最中に、シェフの岡本さんに「このソースめちゃくちゃおいしいです」と言ったら、
との回答があり、思わず涙が出てしまった、まだまだ感受性の豊かな自分にびっくりいたしました。料理で涙が出たのは人生で初めてでした。
前述の野菜のフルコースだけでも、どれだけ時間をかけて作られたのかを想像した後、この”ちょこっと添えられたソースだけに3時間”もかけられたことを想像すると涙腺が崩壊しそうでした。
僕の涙腺には関係なくさらに料理は続きます。
エリンギとアンチョビのソテー。
エリンギからあふれんばかりのジューシーなキノコ汁が出ててエリンギの概念が変わった一品。
続いて焼き牡蠣。
牡蠣とシソがこんなに合うとは思いませんでした。美味!
赤カブのスープ
メインの前に身体が喜ぶ素材の優しい味が伝わるスープ。
そしてメインはわざわざ炭火で焼いてくれた十勝のイチボステーキ。
炭火で完璧な火加減で焼かれたこのステーキのクオリティで2500円だったのでCP的にも大満足すること間違いないと思います。
カニみそとエビとイカ墨のパスタ。
これで帰るのが寂しくなり、アドリブで作ってもらったパスタ。素材の塩分を完璧にコントロールされたきのことの旨味がマッチした絶品パスタ。無理を言ってアドリブで作ってもらうこともできます。
またワインもこの日は特別に用意してもらっておいた1997年のCHATEAU HAUT-BAGESを堪能いたしました。
いかがだったでしょうか?
とてもパン屋さんとは思えない本格的な料理の数々に驚かれること間違いないと思います。
いつ行っても味の想像ができない予想を超えてくる料理の数々。頼むお酒にもよりますがこれだけの料理(写真撮り忘れましたが実はパンとケーキも頼んでます)にさらに赤ワインも1本追加してお会計は3万円/2人くらいでした(1997年ものワインだけでもだいぶいい値段すると思います)。
シンガポールであれば倍以上の値段を払ってでも食べれないコストパフォーマンスで個人的には激安だと感じてしまいました。
メニューはその時々の仕入れに応じて変わり、この前1月に行ったときは鹿料理のフルコースをいただくことができました。その時は高級焼き鳥屋でもなかなか仕入れる事のできない「匠京地どり」http://www.ryuin.com/farm.htmまで出してくれました。
食感含めた鳥のおいしさにびっくりし、特にレバーは今まで食べた事のないくらいぱさつきも臭みも全くない味で、パン屋なのに高級焼き鳥屋に居るような気分になれました。
料理ばかりフォーカスした記事になってしまいましたが、もちろんパンもめちゃくちゃ美味しいです!
自分はパンも好きで全国食べ歩いていますが、Germerのクロワッサンほど衝撃を受けたクロワッサンはありません。
以前、日本酒「萩の露」でおこした天然酵母に大納言うぐいす豆を練りこんだパン(写真左)や、きたのかおりを100%使用した丹沢酵母のパン・ド・ミも忘れられない美味しさでした(たぶん期間限定商品)。
日本に帰国したら真っ先に行きたいお店「Germer」(ジェルメ)。ぜひ京都に行く機会がある方は立ち寄ってみてください。
個人的に割と距離は近いと思うので、僕はいつも「Germer」と「Factory Kafe工船」をセットで訪問して、美味しいパンとコーヒーを楽しんでいるので、パンとお供に美味しいコーヒーを飲みたい方はこちらの記事も参考にしてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。